家で作るフライドポテト、なぜすぐシナシナに? 協会の回答に「もう失敗しない」

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自宅でフライドポテトを作る際、お店のようにカリッとした食感にしようと思っても、なぜかシナシナになることはありませんか。

揚げ時間を長くしても、すぐに表面がふにゃっとなってしまいますよね。

冷凍のフライドポテトでも同じようにシナシナになることがありますが、これは何が原因なのでしょうか。

フライドポテトがシナシナになる原因

『世界最高のフライドポテト』を生み出すことを目指し、フライドポテトに関するさまざまな情報を発信している、一般社団法人 日本フライドポテト協会(以下、日本フライドポテト協会)。

シナシナになる理由を聞いてみたところ、このような回答がありました。

生のジャガイモからフライドポテトを作る場合、ジャガイモ自体に水分があるため、素揚げしてもすぐにシナシナになってしまいます。

また、冷凍フライドポテトがシナシナになる理由を聞いてみたところ…。

油の量に対して冷凍ポテトを多く入れすぎているのが原因です。

一度に大量の冷凍ポテトを入れると油の温度が下がります。

その際、温度を高めようと火力を強めると、ポテトの表面だけの水分が飛び、外側はカリッとしていても、中心部に水分が残ってしまうので、すぐにシナシナのポテトになってしまいます。

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生のジャガイモ、冷凍のフライドポテトのいずれも、ジャガイモの中の水分が、シナシナになる原因のようです。

では、シナシナにならないように揚げるにはどうすればいいのでしょうか。

おいしいフライドポテトを揚げるポイントを聞いてみました。

生のジャガイモから作る場合、小麦粉などをまぶして揚げるレシピがたくさんあります。

しかし、粉をまぶしてから揚げると、油が汚れやすく、粉と分離してしまいます。そのため、バッター液を付けて揚げることをおすすめします。

バッター液は、小麦粉に卵や水、牛乳などを加えて作る生地のこと。

ジャガイモをバッター液にくぐらせてから揚げることで、水分を中に閉じ込め、カラッとした仕上がりになります。

ただし、バッター液の使用は、粉製品アレルギーの人は注意してください。

冷凍のフライドポテトの調理については、以下のアドバイスがありました。

一気にポテトの量を入れすぎないようにすること。また、1か所にまとめて入れず、ポテトが重ならないように入れることがカラリと揚げるポイントです。

油に入れたポテトはすぐに触らないようにすることも重要。ボロボロになる原因になります。

自宅で作るフライドポテトが、「いつもシナシナになってしまう」という人は、日本フライドポテト協会のアドバイスを参考に、おいしいフライドポテトを作ってみてはいかがでしょうか。

また、日本フライドポテト協会のウェブサイトでは、さまざまな店舗のフライドポテトレビューやオリジナルレシピも公開中。ぜひチェックしてみてください!

一般社団法人 日本フライドポテト協会


[文・構成/grape編集部]

取材協力

一般社団法人 日本フライドポテト協会

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