ふるさと納税の赤字額が9億円を超えていた三重県四日市市は23日、昨年度の寄付額が前の年の3倍以上になったと発表しました。
四日市市は去年、年収約1000万円の待遇でふるさと納税の戦略プロデューサーを採用し、ポータルサイトをリニューアルしたほか、返礼品を約180品目増やすなどして対策に力を入れてきました。
その結果、九鬼産業のごま油と宮﨑本店のキンミヤ焼酎の寄付額が前年の約4倍になるなど、当初の目標の3倍以上となる約3億2000万円の寄付が集まったということです。
森市長は「新年度に爆発し過ぎるのはどうかと思う反面、本気で向き合っていけば結果は出てくるものだと思っている。今は大変満足している」と自信をのぞかせました。
四日市市は今後、返礼品の事業者同士がコラボした商品を開発するなど、四日市市ならではの魅力ある返礼品を増やしていきたいということです。