ライダーの安全祈願と交流の場となるオートバイ神社がこのほど、鳥取県若桜町にある国道29号沿いの道の駅「桜ん坊」に開設された。鳥取県内初で全国29カ所目。
神社開設は町内愛好家有志の発案で社殿も手作り。オープニングイベントには、全国から約100台のバイクが集まった。長崎や滋賀のナンバープレートもあった。上川元張町長は「町の新しい観光名所に発展させたい」と期待を述べた。
若桜町周辺の国道29号は起伏に富み、自然豊かで信号も少ないことからライダーに人気。隣接する同県八頭町にはライダーの聖地とされる若桜鉄道の隼駅がある。
オートバイ神社は2014年、島根県浜田市金城町に第1号が誕生して以来、全国に設置の動きが広がっている。宗教目的ではない。中国地方では広島県北広島町や山口県下関市などにもある。