長崎市科学館の「たからもの」 企画展で楽しんで はく製など250種類、収蔵庫ツアーも 

初公開のヒグマのはく製を紹介する大場さん=長崎市科学館

 長崎市油木町の市科学館は春の企画展「科学館のたからもの~収蔵庫展~」を開いている。5月26日まで。
 カビの繁殖や結露を防ぐため、普段は室温22度に保たれた収蔵庫に保管されている動物のはく製や昆虫標本など約250種類を公開。学芸員の大場亮さんによると、前身の市児童科学館時代からある貴重な標本が多く、同館所蔵の約8割を展示している。最近寄贈を受けたヒグマやサル、ゴクラクチョウなど初公開の資料もある。
 大場さんは「はく製は100年ぐらい持つので、子どもたちがおじいちゃん、おばあちゃんになっても同じ状態で見られるかも。普段は入れない収蔵庫ツアーもお勧めです」と話した。
 同展は入場無料。収蔵庫ツアーは4月27~29日、5月3~6日(1)午前10時(2)午後1時から15分程度。先着10人。同館(電095.842.0505)

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