丘に鮮やか花のじゅうたん 姫路・ヤマサ蒲鉾本社工場 シバザクラ満開

丘陵地を鮮やかに染めるシバザクラの花=姫路市夢前町置本

 兵庫県姫路市夢前町置本の「ヤマサ蒲鉾(かまぼこ)」本社工場の敷地内で、シバザクラが満開を迎えた。約6500平方メートルの丘陵地で約21万株を栽培。白や紫、ピンクの花々がグラデーションをなして咲き、鮮やかなじゅうたんのように広がっている。

 同社が「芝桜の小道」として2006年から一般公開。毎年県内外から見物客が訪れ、昨年の来場者は約4万6千人に上った。

 今年は3月末の冷え込みで開花の遅れが心配されたが、4月に入って暖かい日が続いたため例年並みの時期に見頃を迎えた。20日夜には、照明や約3千本のろうそくで花々を照らす観賞会が5年ぶりに行われ、多くの来場者でにぎわった。

 5月6日まで見学できるが、「暖かい日が続くので、見頃は4月いっぱいになるかも」と担当者。午前9時~午後5時。無料。同社TEL079.335.1055 (辰巳直之)

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