思いや個性を筆に込めた書の探求で金賞 小池愛菜さん(美鈴が丘高校書道部)

TSSテレビ新広島

広島県内の夢や目標に向かって頑張る子供たちを応援する番組『夢キラリ』

去年12月に行われた第67回全国学芸サイエンスコンクール・書道部門 中学生の部で、金賞に輝いた、美鈴が丘高校書道部 小池愛菜さん(1年)と指導している八谷先生にインタビューしました。

――今コンクールはどうでしたか?――

小池さん:「敬愛」という書を出品しました。「敬愛」の「愛」は自分の名前の愛菜の「愛」と同じなので、バランスを変えてみたり強弱のつけ方を変えたりして、本文をみても名前をみても違う楽しさが味わえるように書きました。金賞が受賞できて本当にめちゃくちゃ嬉しかったです。

――小池さんを11年間指導してきた八谷先生は彼女の成長をどう感じていますか?――

八谷先生:言葉を文字にする、それを作品にして表現することについて、自信を持って書いているというように感じます。線も温かくてのびのびとしていて、その書をみた方が感動してくれるという力は十分ついてきていると思います。

――書道に対してどんな興味や奥深さを感じていますか?――

小池さん:お手本をそのまま模写する感じではなく、そのお手本の綺麗さを残したまま少しだけ崩してみたり自分の個性を出したり、全く同じ字はひとつもないのでそこをみていく楽しさがあります。

――常に心にとどめている夢キラめく言葉は何ですか?――

「凄い」という言葉で、中学3年生の時の担任だった戸田先生に言われました。
書道を続けていたら、賞が取れない時やコンディションが悪いと全然書けない時があるけど、「自分はできる!」と思ったり暗い気持ちになってしまった時もこの言葉を思い出して前向きになれます。卒業して離れた先生の耳にも届くぐらい高校生活で輝いた姿をみせていきたいです。

――今後の目標は何ですか――

パフォーマンス書道を幼い頃からやってみたいと思っているので、その夢を叶えていきたいです。

『夢キラリ』は毎週月曜夜8時54分からTSSで放送しています。

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