Razer、軽さ54gで8Kポーリング対応の無線ゲーミングマウス「Viper V3 Pro」

by 宇都宮 充

Viper V3 Pro

Razerは、重量54gの軽量設計で新型センサー採用のワイヤレスゲーミングマウス「Viper V3 Pro」を26日に発売する。本体カラーはブラックとホワイトの2種類で、価格はどちらも2万6,480円。

同社では2023年に乾電池式の軽量ワイヤレスゲーミングマウス「Viper V3 HyperSpeed」を発売しているが、今回のViper V3 Proはバッテリ内蔵式のワイヤレスゲーミングマウスとなる。重量54gの軽量設計、新型センサーによる優れたトラッキング、ワイヤレスながら最大8,000Hzの高いポーリングレートなどが特徴。プロゲーマーとともに開発し、完璧を追求した設計だとしている。

完璧を追求してプロゲーマーとともに開発。そのパフォーマンスを認めてもらえたという

センサーについては、第2世代Focus Pro 35Kを搭載。解像度は最大35,000DPIに達し、読み取り速度は最大750IPS、加速度は最大70Gとなっており、解像精度は99.8%を謳う。

マウスパッドの表面に応じた調整を行なうスマートトラッキング、リフトオフ/ランディングディスタンスを設定できる非対称カットオフ、PCの情報取得に信号を同期するモーションシンクといった機能も搭載。加えて、専用ユーティリティのRazer Synapseにて、買い替え前に使っていたマウスから感度設定を移行できる機能も利用できる。

第2世代Focus Pro 35Kを搭載
スマートトラッキングをはじめとした機能も搭載
買い替え前のマウスから感度設定を移行できる機能も

独自のHyperSpeed WirelessとHyperPolling Technologyを組み合わせることで、ワイヤレスながらポーリングレートは最大で8,000Hzに対応。より滑らかなトラッキングと遅延の最小化を図れるとする。USBドングルも8K対応品が同梱される。

クリックボタンには、9,000万回の押下耐久性を謳う第3世代Razerオプティカルマウススイッチを採用。光学式スイッチのため、デバウンスディレイがなく、超低遅延での入力が可能となっている。

8,000Hzのポーリングレートに対応。より滑らかで低遅延なトラッキングを実現
光学式の第3世代Razerオプティカルマウススイッチを搭載

デザインにも改善が加わり、左右クリックボタンの外側に段差を設け、薬指がボタン操作に干渉しない設計としたほか、サイドボタンを分離して分かりやすく調整。マウス後部も従来より高くなった。つかみ持ち、つまみ持ちに最適な形状になったとしている。

また、DPI調整ボタンは誤操作防止のため本体裏側へと移動。ボディ表面は滑らかな手触りのコーティングを施し、マウスソールも大型化されている。そのほか、ポストコンシューマのリサイクル素材を使用するなど、環境負荷を抑えるデザインにもなっている。

ボディデザインにもさまざまな改善を施した
つかみ持ち、つまみ持ちに最適な形状だとする

接続方式は2.4GHzワイヤレスおよびUSB Type-C有線。本体サイズは約63.9×127.1×39.9mm、重量は約54g(ブラック)または約55g(ホワイト)。

バッテリ駆動時間は、ポーリングレートが1,000Hz時で95時間、2,000Hz時で62時間、4,000Hz時で40時間、8,000Hz時で17時間。

Viper V3 Pro(ホワイト)
左側面。サイドボタンが分離された
右側面
DPIは電源ボタンと共有に。ソールは大型化
クリックボタンとホイール。DPI調整ボタンは底面へ移動した
クリックボタンの外側には段差が設けられ、薬指が干渉しない設計に
付属のケーブル(USB Type-A to Type-C)と8K対応USBドングル
USBドングルはUSB Type-C接続
Viper V3 Pro(ブラック)

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