刺し身やすしで味わって 「アセロラブリヒラ」ベイシア各店で24日から販売 近畿大・ニチレイフーズが共同開発

ベイシアが販売するアセロラブリヒラを使った刺し身とすし

 スーパー大手のベイシア(群馬県前橋市亀里町、相木孝仁社長)は24日、近畿大(大阪府)とニチレイフーズ(東京都)が共同開発した「アセロラブリヒラ」の販売を始める。刺し身やすしに適した味や食感、色味が特長という。4~12月に約8万尾の販売を見込んでいる。

 近畿大はブリのうまみとヒラマサの肉質を持つハイブリッド種である「ブリヒラ」を開発。ニチレイのアセロラドリンクの生産工程で出る搾りかすを養殖の餌に加えることで抗酸化作用によって生臭さを抑え、鮮やかな色を保つことができたという。弾力があり、品質保持能力も高いとしている。

 配合飼料が完成し、継続的な生産、供給体制が整ったとして、ベイシアでの本格販売が決まった。

 ベイシアはすでに近畿大が開発した「ブリヒラ」を販売。今後は価格を変えず、「アセロラブリヒラ」をベイシアマートや一部店舗を除く116店で展開する。主に刺し身やすしに使い、開発経緯や特長などの分かる店頭掲示をしてアピールする。

 3者は23日、都内で報道関係者向けの試食会を開いた。

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