大谷翔平が記録づくめの137メートル特大6号 26球団&24球場目 打球速度は球団&自身最速

特大の一発を放つ大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平投手(29)は23日(日本時間24日)に敵地ワシントンDCでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、9回に2試合連続の一発となる6号を放った。メジャー7年目でナショナルズとは初対決で初アーチ。これで本塁打をマークしたのは26球団目、24球場目でともに日本選手最多を更新した。

初見参のナショナルズ・パークで敵地ファンの度肝を抜いたのは3―1の9回先頭だった。マウンドは6番手の右腕M・バーンズだ。1ボールからの2球目、ほぼ真ん中の85・6マイル(約137・8キロ)のスプリットを豪快にフルスイングすると確信歩き。角度25度のロケット弾は右中間2階席に突き刺さった。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、打球速度118・7マイル(191・02キロ)は2015年のスタットキャスト導入以降、ドジャースでは最速本塁打で、大谷にとっても自己最速弾。ポストシーズンを含めメジャー12位タイだという。超特大弾の飛距離450フィート(約137・2メートル)は今季自己最長で、同メジャー6位タイだ。

ナショナルズ戦、ナショナルズ・パークはともに初アーチ。これで一発を放ったのは日本選手トップの26球団目で残りはカージナルス、フィリーズ、マーリンズと昨季まで所属していたエンゼルスの4球団。球場も24球場目(本拠地球場は23球場)となり、日本選手最多を更新した。残りは8球場だ。

相手先発は左腕コービンには3打数無安打 初回一死無走者は追い込まれてからファウルで粘ったものの、フルカウントからの9球目、外角低めの82・2マイル(約132・3キロ)のスライダーに泳がされて二ゴロ。バットは折られて粉々になった。

0―1の3回一死無走者はカウント2―2からの5球目、内角高めの93・1マイル(約149・8キロ)のシンカーにバット引き抜いて左中間へ運ぶも打球速度101・4マイル(約163・2キロ)の中直。

5回二死二塁は2ボールからの3球目、内角高めの91・4マイル(約147キロ)のフォーシームを高々と打ち上げて中飛。打球速度109・7マイル(約176・5キロ)だった。

7回二死無走者は3番手の右腕ウィームズと対戦し、ストレートの四球だった。

試合は4―1でドジャースが勝利。試合終了時点で、大谷の打率3割6分4厘、36安打、11二塁打、18長打、67塁打、OPS1・107はメジャートップ。本塁打はトップのオズナ(ブレーブス)に3本差と射程圏内、打点はオズナと13打点差だが、ここから積み重ねるだろう。打者・大谷の異次元のパフォーマンスが楽しみだ。

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