スティーラーズGMカーン、2024年NFLドラフトでのQB指名を否定せず

ピッツバーグ・スティーラーズのオマール・カーンピッツバーグ・スティーラーズのオマール・カーン【NFL】

ピッツバーグ・スティーラーズはこのオフシーズンにクオーターバック(QB)ルームを大幅に見直したが、そのプロセスはまだ終わっていないかもしれない。

現地22日(月)、スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)オマール・カーンは、木曜日に行われるドラフト1巡目でクオーターバックを指名する可能性をほぼ否定した。しかし、カーンGMは週末のどこかの時点で、スティーラーズがクオーターバックを追加する可能性については、完全には否定していない。

カーンGMはドラフト前記者会見の場で次のように述べた。

「われわれが1巡目でクオーターバックを指名することは現実的ではないと思う。もし、それがあなたの尋ねたいことだったのなら、答えはノーだ。ただ、いい選手は何人かいるし、可能性を完全に排除するつもりはない。そのポジションを改善する機会があれば、もちろん検討する。でも、あなたが言ったように、われわれは1年契約の選手を3人抱えているし、オープンな姿勢を保たなければならない」

スティーラーズはラッセル・ウィルソンと最低額での1年契約(デンバー・ブロンコスがその支払いのほとんどを負担)を結び、新人契約4年目を迎えるジャスティン・フィールズをトレードで獲得し、カイル・アレンと契約締結。カーンGMは元ドラフト1巡目指名のケニー・ピケットをフィラデルフィア・イーグルスにトレードし、ミッチェル・トゥルビスキーを放出しており、メイソン・ルドルフとは再契約しなかった。

この大規模な変更により、スティーラーズは2024年シーズンに向けて、2つの有力な先発オプションを獲得したことになる。しかし、ドラフトの動向次第では、若いクオーターバックを指名することは組織にとって意味のある行動となるはずだ。たとえば、フロリダ州立大学のQBジョーダン・トラビスのような、シーズン終了のケガを負った選手が、ドラフト6巡目まで残っている場合、スティーラーズがそうした選手を指名して、練習生としてのシーズンを提供することができる。

スティーラーズには他にドラフトで埋めるべきニーズがあるが、優れたチームはクオーターバックルームが一杯に見える場合でも、そこに補充し続けるものだ。

【KO】

© NFLJapan.com