HYBEの“経営権奪取疑惑”のADORミン・ヒジン代表、期限過ぎても「会社資産」を返却せず

韓国大手芸能事務所HYBEが傘下レーベルADORの監査に着手したなか、ミン・ヒジン代表が情報資産の返却をしなかったことが判明した。

HYBEはミン・ヒジン代表らが本社から独立しようとしているという証拠を掴んだことで、4月22日午前に同氏や経営陣A氏などに対する監査権を発動していた。

ミン・ヒジン代表とA氏は、投資家を誘致するために対外秘の契約書などを流出し、HYBEが保有するADOR株を売るように誘導する案を議論。また、A氏が職権を利用してHYBEの内部情報をADORに渡していたことが分かっている。

(写真=ADOR)ミン・ヒジン代表

A氏らが経営権を奪取し、独自の行動に乗り出すための計画を立てて実行してきた情況を、情報提供を通じて把握したHYBE。ADOR経営陣の業務エリアを訪れ、会社の電算資産を回収し、対面供述の確保に臨んだ。

しかし、監査実施から2日後の本日(24日)、業界によると、HYBEは監査進行中にノートパソコンなど会社の情報資産を23日18時までに返却するよう明示したが、ミン・ヒジン代表はこれを返却しなかったという。

一般的に監査対象者は、有形・無形資産を会社に提出しなければならない。しかし、ミン・ヒジン代表を除く経営陣はノートパソコンを返却したが、彼女だけは返却していない状況だ。

先立ってミン・ヒジン代表は、経営権奪取疑惑と関連して、HYBE傘下レーベルBELIFT LABのILLITが、自身が手がけたNewJeansをコピーしたと主張していた。

一方、HYBEはADOR経営陣に24日までの期限である監査質疑書を発送したが、ミン・ヒジン代表は現在まで答弁をしていないという。また、HYBEはADOR理事陣を相手に株主総会の招集、ミン・ヒジン代表の辞任を要求した。

(記事提供=OSEN)

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