「一番はゲームを読む眼」中村俊輔が考えるリバプール遠藤航の“強み”「次の次に何が起きるか。予測の能力が高い」

横浜FCでコーチを務める中村俊輔が、リバプールの遠藤航について語った。『WOWOWサッカー』の公式YouTubeチャンネルがインタビュー動画を公開。稀代のファンタジスタは、プレミアリーグのビッグクラブで躍動する31歳ボランチの“強み”に関して、「一番はゲームを読む眼」と考えている。

「特に中盤って、360度ありますし、自分の周りにたくさん(選手が)いるポジション。だから、よく首をひねっていますし、今、自分がどこにいて、相手がどこにいて、ボールがどこだから、次の次に何が起きるかという予測の能力が高いと思います」

そのスキルがあるからこそ、自慢の“デュエル”でボールを刈り取ることもできる。

「でなければ、あの取り方はできないと思う。どうしても、人に行っちゃうんですよ。だけど、(遠藤は相手を)泳がしておいて、ボールを出させて、反転した次を狙う。見えないところから入ってくる。そういうボールの取り方をするので。よくサッカーを知っているなって」

【動画】「よくサッカーを知っているなって」中村俊輔が遠藤航を語る
俊輔は「ドイツでの経験も大きいと思う」とし、「全部が積み重なって、30(歳)を超えて、ビッグクラブでプレーできるのって、本当に素晴らしい」と称賛する。

「それを自分も経験したかった。ビッグクラブにもし行けていたら、もっと自分のプレーができたのかな。感じてみたかった」と自身のキャリアを振り返りつつ、「周りの選手が良いと、自分のプレーに専念できるじゃないですか。自分の得意なプレーかな」との見解も示す。

イングランドの超名門クラブでプレーする遠藤が、まさにそうした環境に身を置いているだけに、俊輔は「スムーズに今、いっているのかなという気がします」と述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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