「シャツはいらない! 僕らのために戦って」キッズサポの訴えにチェルシー代理主将が反応。名門復活は遠く、アーセナルに0-5惨敗

現地時間4月23日に開催されたプレミアリーグ第34節で、9位に沈むチェルシーは、冨安健洋が所属するアーセナルと敵地で対戦。開始わずか4分でレアンドロ・トロサールに先制点を許すと、後半にはベン・ホワイトとカイ・ハバーツに2発ずつ叩き込まれ、0-5という悲惨な結果に終わった。

あまりに不甲斐ない大敗に批判が殺到するなか、注目を集めているのが、子どものサポーターがスタンドで掲げた手書きのバナーだ。そこには、こう記されていた。

「あなたのシャツはいらない!僕らのために戦ってほしいんだ。UTC(Up the Chels)」

英紙『The Sun』によれば、負傷で長期離脱中のリース・ジェームズに代わり、キャプテンマークを巻くコナー・ギャラガーが、この魂の訴えに反応。試合後のインタビューで「僕たちは間違いなく努力している」と切り出し、自分たちの思いを次のように伝えた。

【画像】「I don't want your shirt!」世界中が注目!キッズサポーターによる魂の訴え
「何度も言われているように、チェルシーはプレミアリーグでの経験が少ない若いチームなんだ。浮き沈みが激しい。僕らは次のレベルに到達するために、チーム一丸となって改善と努力を続けている。今日は全然駄目だった。自分自身を奮い立たせ、パフォーマンスを振り返り、どこを改善できるか確認し、ミスを正し、次に繋げる必要がある」

12位に終わった昨季に続き、優勝争いから遠くかけ離れた位置につけるチェルシー。いち早く名門復活を果たし、再び「ユニホームが欲しい」と思われるチームになれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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