「トイレで死ぬのではと不安だった」閉じ込められた高齢女性を救助 通報の夫婦に感謝状

トイレに閉じ込められた1人暮らしの高齢者を見つけ救助に貢献したとして、浦添市の夫婦に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは浦添市の千年智さん66歳と美樹さん60歳です。

先月5日午前9時ごろ、美樹さんが自宅のベランダで洗濯物を干していたところ「助けて」という女性の声が聞こえ、50メートルほど離れたアパートのトイレの窓枠から、手が出ていることに気づき警察に通報しました。

その後、駆けつけた消防と警察がアパートの窓を割って70代の女性を無事救助しました。

妻・美樹さん
「ああやっと見つけたと思いました」
夫・智さん
「これからお一人住まいとか地域の関わり含めて何らかの警鐘というか、そういうことになればいいかなと思いお受けした」

救出された女性は、「このままトイレで死んでしまうのではないかと不安でいっぱいでした。通報してくれた方は命の恩人です」と話していたということです。

浦添市では1人暮らしの高齢者が県内でも特に多いことから警察は異変に気付いたら関係機関に通報して欲しいと呼びかけています。

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