若年層の「メンタルヘルスに関する意識調査」発表! 20代女性の約6割が「メンタルヘルスの不調を感じる」

BIGLOBE「メンタルヘルスに関する意識調査」発表! ※写真はイメージです

ストレス社会といわれる現代。総理府が15~74歳の男女を対象に行った調査によると、「日頃、ストレスを感じている」と答えた人は56.9%で、実に半数以上の人が何らかのストレスを抱えているという結果が明らかになった。そこで今回は、BIGLOBEが若年層を対象とした「メンタルヘルスに関する意識調査」の結果を紹介していきたい。

■メンタルヘルスの不調を一番感じているのは20~24歳女性

今回「BIGLOBE」が行った意識調査は、全国の18歳から69歳の男女1000人を対象に、メンタルヘルスに関する意識調査を、アンケート形式で実施したもの。

まず「最近、メンタルヘルスの不調を感じるか」という質問をしたところ、「(不調を)とても感じる/やや感じる」を合わせた回答をした人の割合が一番高かったのは20代女性で58.8%、次いで40代男性の56%という結果となった。

また、10~20代の若年層(18~19歳100人、20代500人)について詳しく見てみると、20~24歳の女性が「(不調を)とても感じる/やや感じる」と回答した人の割合が一番多く、約7割にのぼった。

■「メンタルヘルスの不調で病院などの診察を受けたことがある」20代男性は約4割

次に「メンタルヘルスの不調で病院などの診察を受けたことがあるか」という質問をしたところ、「ある」と回答した人の割合が一番高かったのは20代男性で37.2%という結果に。次いで20代女性が32.4%であった。

さらに、10~20代の若年層(18~19歳100人、20代500人)について詳しく見てみると、「(病院などで診察を受けたことが)ある」と回答した人の割合が一番高かったのは20~24歳男性の38.4%で、次いで20~24歳女性の36.8%であった。20代前半は男女ともに他世代に比べて、病院で診察を受けたことがある人が多いという結果となった。

■40代女性の7割以上が「コミュニケーションを取るのが億劫」と回答

続いて「他者とコミュニケーションを取るのが億劫と感じるか」を質問したところ「とても感じる/やや感じる」と回答した人の割合が一番高かったのは40代女性で72%だった。

また、10~20代の若年層(18~19歳100人、20代500人)について詳しく見てみると、20~24歳女性の「とても感じる/やや感じる」をあわせた回答は68.8%と、40代女性には及ばないものの、高い割合であることが明らかになった。

■年代が若いほど「リアルよりもネットのコミュニケーションが好き」と回答

次に「リアルよりもネットのコミュニケーションが好きか」と質問をした。その結果「そう思う/ややそう思う」をあわせた回答の割合が一番高かったのは、10代男性で60%だった。この回答は、年代が若いほど「そう思う/ややそう思う」と答えた人の割合が高い結果が明らかになっている。

リアルのコミュニケーションが億劫と感じている若年層は、ネットのコミュニケーションを活発化させることによって人とのつながりを求めているようだ。

また、10~20代の若年層(18~19歳100人、20代500人)について詳しく見ると、女性より男性の方が「ネットのコミュニケーションが好き」と回答した人の割合が高い結果となった。

【「メンタルヘルスに関する意識調査」概要】

調査方法:インターネット調査

調査期間:3月19日(火)~3月22日(金)

調査対象:全国の18歳から69歳までの男女1000人(18歳から29歳までの若年層の男女600人と、比較対象として全国の30歳から69歳の男女400人の合計1000人)

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