ハイライフの新星バンド“サントロフィ”、初来日ツアー13公演開催決定

ガーナより世界を魅了する“ハイライフ”の新星バンド、サントロフィ(SANTROFI)の初来日が決定。6月26日(水)福岡サンパレスホテル&ホールから7月16日(火)まで、13公演を巡るジャパン・ツアーが開催されます。

ハイライフは、ガーナのポピュラー音楽であり、英国軍のブラスバンドやギターバンドなどの西洋音楽と、西アフリカの伝統音楽の融合によって生まれた音楽。20世紀初頭の植民地時代に誕生し、エボ・テイラーやE・T・メンサー&ザ・テンポス、パット・トーマスなど1950年代から70年代にかけて人気アーティストを生み、現代でも愛されている音楽です。歌詞には、長老たちから受け継がれてきた重要なメッセージや物語、生きていく知恵や社会的意見を伝えるメッセージが込められているものも多いことから、ガーナ共和国初代大統領のクワメ・エンクルは、1957年に独立運動で勝利したガーナの“国民音楽”であると宣言しています。

そんな歴史あるハイライフをガーナの若い世代に伝えるとともに、世界に発信することを使命とし、結成されたバンドがサントロフィです。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボード、トランペット、トロンボーン、パーカッションの8人編成で、ガーナの首都アクラを拠点に、ハイライフや、そこから発展したアフロビートをさらに現代化させたサウンドを武器に活動する大所帯若手グループ。バンド名「サントロフィ」は、ガーナの神話に登場する鮮やかな色と四つの翼をもつ希少な鳥の名前に由来し、その鳥が大切にされていくならば、国に平和と安穏がもたらされるという神話の通り、ガーナの文化にとってなくてはならない存在になっていこうとの意味が込められています。

2020年にはデビュー・アルバム『アレイワ』を発表。本公演では、その中にも収録されている「Alewa(Black & White)」、「Africa」、「Kwaa kwaa」、「Cocoase」などの演奏が予定されています。力強いブラスサウンドとノリノリのビートで、思わず踊りだしたくなるような彼らのステージに期待が高まります。チケットなどの詳細は、主催の一般財団法人民主音楽協会(民音/MIN-ON)の特設ページをご確認ください。

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