川栄李奈、芸能生活で初めて“撮影やり直し”要求「『もう一回やらせてください』を初めて言った」

完成報告会見に出席した川栄李奈【写真:ENCOUNT編集部】

月川翔監督から「ベテラン俳優さんのような頼もしさ」と評価された

俳優の川栄李奈が24日、都内で行われた映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の完成報告会見に出席。本作の撮影で、初めて「もう一回やらせてください」とリクエストしたことを明かした。

心臓疾患は日本人にとって致命的な病だった1970年代。心臓に先天的な疾患を抱えた娘のため、知識も経験もない中で医療器具開発に挑み、のちに世界で17万人もの命を救うことになる「IABPバルーンカテーテル」を誕生させた、実在した家族をモデルに描く。

3姉妹の長女・奈美役の川栄は、「お姉ちゃんとして強くいられたらいいなと思っていた。3姉妹の絆が強いので、お姉ちゃん過ぎずに仲のいい姉妹を演じられたらいいなと。(次女役の福本)莉子ちゃんとは共演したことがあったので、いい雰囲気で撮影できた」と語った。

メガホンをとった月川翔監督は、川栄に対して「ベテラン俳優さんのような頼もしさと、子どものようなみずみずしさを合わせ持つ。柔軟に反応して物語に反応してくれるので、いてくれると安心する」と絶大な信頼感を寄せていた。

川栄も「月川さんのことを私も信頼していて」とし、「これまで監督が『OK』と言ったらOKだと思って、だから『もう一度やらせてください』といままで生きた中で言ったことがない。今回『もう一回やらせてください』って言葉を初めて言った」と告白し、周囲を驚かせた。

続けて「でも『もう一回』と言ったもんだから、あと1回で成功しないといけないと思ったら焦って、その後10回以上やりました(笑)。莉子ちゃん新幹線で帰らなきゃいけないのに1時間以上押しちゃって……」と申し訳なさそうにすると、福本は「役に対する意識の高さを感じて鳥肌が立った」と刺激を受けた様子だった。

会見にはそのほか、大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、月川翔監督も参加した。ENCOUNT編集部

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