新進気鋭のアーティスト鳥本采花の個展「風は吹いている|The Wind is Blowing」を4/26〜5/8でMEDEL GALLERY SHUで開催

OVERVIEW

MEDEL GALLERY SHUでは、4月26日より5月8日まで鳥本采花の個展 ”風は吹いている|The Wind is Blowing”を開催します。
鳥本は2023年に愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画版画領域を修了したばかりの新進気鋭のアーティストです。昨年は何度か東京でのグループ展に出品し好評を博しました。本展は新シリーズの発表を兼ねて個展開催の運びとなりました。

この張り詰めた状態の世界はどこへ向かっているのか。ずっと考えている。不安定な情勢の中、一体何に希望を持って生きていくのか。どのように生き抜くのか。我々がやるべきことはなんなのか。その問いに対する答えのひとつを、私はこの展示で表明する。

今回の展示で新たに発表するシリーズ〈The wind is blowing〉は、私自身を鼓舞するために、また世界のどこかで生きる子どもたちを想いながら描いたシリーズである。世界の行く末を見据える子どもの像は、目に見えぬ困難に立ち向かうための、そして希望を見失わないための狼煙である。(鳥本采花)

鳥本が描くのは世界のどこかで生きる子どもたちです。そして、自らの経験や願いを描くセルフポートレートでもあります。さらに、そこに忍ばせた”希望を見失わず何者にでもなれると信じて疑わない純朴な姿”には共感せざるを得ない力強さがあります。漠然とした不安や周囲の環境に押しつぶされそうになった際の救済に至るきっかけにもなり得ることでしょう。まるで宗教画のように荘厳で光に満ち溢れている天使のような子供たちが・・・。是非ご覧ください。
鳥本采花
個展「風は吹いている|The Wind is Blowing」
2024年4月26日(金)〜5月8日(水)無休
13時〜19時|最終日は17時
入場無料

Calf
Sana
Miguel

鳥本采花

私が子どものキャラクターを描いている理由には、自身のセルフケア的意義がある。「特定のものに異常に執着している」「何かに依存しないと不安である」などという心の問題の原因を辿ると、幼少期の小さな蟠りに辿り着くことがある。その蟠りが今でも足を引っ張っているのである。その蟠りを解消する方法として、セルフケアが挙げられる。蟠りに向き合うため、子どもの姿をしたキャラクターに絵を通して幼少期にできなかったことを行わせる。私にとって子どものキャラクターを描くという行為は、過去と向き合い、過去の自分を愛で、今の私を解放するセルフケアのツールなのである。描かれるキャラクターは私自身のセルフポートレートではあるが、ひとりひとりが人格を持ち、それぞれの人生を生きている。何者にでもなれると信じて疑わない純朴な期間の姿を、私の個人的主張をわずかに忍ばせながら描いている。
CV
1994 岐阜生まれ
2021 愛知県立芸術大学 油画専攻 卒業
2023 愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画版画領域 修了
現在、愛知県岡崎市に拠点を置き活動する
個展
2023
「Good Night and Sweet Dreams.」 名古屋栄三越 ARTE CASA , 愛知
主なグループ展
2022
「ながくてアートフェスティバル」長久手公益施設, 愛知
2023
「ARTS STUDENTS STARS」+ART GALLERY, 東京
「see some scenes」GALLERY IRO, 東京
「GEISAI#22」東京ビッグサイト, 東京
「UP AND COMERS」+ART GALLERY, 東京
〈Step Into Summer Like〉Galerie Zberro, Paris
「ドローイングからの伝言」Gallery Valeur, 愛知
「OVERTURE」名古屋栄三越美術サロン, 愛知
受賞
2022
「ART OLYMPIA 2022」学生賞
「Tongali アイデアピッチコンテスト」三菱商事賞

プロフィール
1994年岐阜県出身。
2023年に愛知県立芸術大学大学院 美術研究科 油画版画領域修了。
幼少期の人格形成において家庭環境が与える影響に興味を持ち、過度な抑圧を受ける子どもをモチーフにした絵画シリーズを制作。また、親子関係が起因して自己肯定感が低いまま大人になる「アダルト・チルドレン」に実際にヒアリングを行い、その体験談をもとに作品を制作する”Self -portrait”シリーズを発表。大学院から現在に至っては、幼少期にできなかったことを絵画を通して叶えることによって、過去のわだかまりを強制的に解消するというコンセプトのもと、セルフケア的絵画制作を行う。最近では、神話や童話、動物や惑星を引用してキャラクター化するシリーズや、死を想えという意味合いを持つ言葉“memento mori”をモチーフにしたテンペラ画シリーズを制作している。現在は愛知に拠点を置き、精力的に作家活動を行う。

Unicorn
Bambi
Geraldine
Mermaid
Rascal
告知DM(表)
告知DM(裏)

MEDEL GALLERY SHU

MEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝
東京都渋谷区神宮前4-28-18
カトル・バン原宿B1
info@medelgalleryshu.com
13:00〜19:00(最終日は17時まで)
木曜休廊

MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。
唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。
“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。

The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praise
and appreciate beauty" in Japanese.
We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.
We define artists' activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people's minds.
Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression.

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