鎌倉市、江ノ島電鉄、OpenStreetがシェアサイクルを活用したスマートシティモデル事業の実証を開始

シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」を運営する江ノ島電鉄株式会社と鎌倉市、OpenStreet株式会社は4月19日、大船駅と湘南深沢駅から一定の距離がある住宅地における外出促進に向けて「シェアサイクルサービス」による移動手段を提供し、その有効性を検証するため、2024年4月から大船地域および深沢地域において「鎌倉市スマートシティモデル事業『シェアサイクル』実証実験」を開始した。

この実証事業は、江ノ島電鉄とOpenStreetから、市民の外出促進に向けたシェアサイクルサービスの実証事業について共同提案を受け、鎌倉市がIoTを活用したサービスの提供やデータの収集・利活用による新たな移動手段の提供と有効性の検証を目的としたスマートシティモデル事業の協定を締結したもの。

実証事業では、市内の公有地9カ所に新たにシェアサイクルステーションを設置。利用状況などの情報を基に、移動手段としてのシェアサイクルの有効性を評価する。
シェアサイクルの利用には、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。無料会員登録後、ステーションの検索や自転車の予約から決済までを簡単に行える。また、アプリの地図上に表示されているステーション(全国約8,000カ所、2024年4月時点)であれば、全国どこでも貸し出し・返却が可能だ。

料金は利用開始30分130円、延長100円/15分、1,800円/12時間。ただし、利用車体やエリアによって料金が変更となる可能性がある。

実施期間は2024年4月19日~2025年3月末日。ステーションは、岡本ゆずりは公園、岡本外耕地公園、岡本耕地西公園、大船行政センター、常盤うなぎ公園、深沢行政センター、笛田こどもの広場、教養センター、びわだ北公園の9カ所に設置される。

江ノ島電鉄が展開するシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」は、地域にお住いのお客様、街にお越しになるお客様への二次交通の充実化、ラストワンマイルの補完など、地域の社会課題解決を図るとともに、街なかの気軽な移動を促すことで、移動を通じた地域の活性化を目指している。

HELLO CYCLING – 好きな場所で返せるシェアサイクル

© シクロライダー編集部