頑張って生きてきたんだね 毛のない『謎の動物』の正体に「想像もつかなかった」

Hope For Wildlife

カナダのノバスコシア州にある野生動物の保護施設『ホープ・フォー・ワイルドライフ』に珍しい動物が保護されました。

その動物は全身の毛がなく、誰もが今までに見たことがない外見をしていたといいます。

しかし、その『謎の動物』の正体が分かるまでに長い時間はかかりませんでした。

『ホープ・フォー・ワイルドライフ』はFacebookに写真を載せて「ヒントは、毛皮がないとこの子のトレードマークであるフェイスマスクが見えません」と投稿。

この動物の正体は…アライグマだったのです!

このアライグマは脱毛症にかかっていると思われるとのこと。

脱毛の症状には寄生虫や疥癬(かいせん)、真菌感染など皮膚科学的な原因がいくつか考えられますが、このアライグマの皮膚は健康そのものなのだとか。

自己免疫疾患の可能性もありますが、まだ完全な診断結果は出ていないそうです。

正体を知った人たちからは、驚きの声が上がりました。

・アライグマだなんて想像もつかなかったよ!とっても愛らしいね。

・動物が脱毛症になるなんて、知らなかった。

・かわいそうに…頑張って生きてきたんだね。暖かいところに保護されてよかった。

投稿には「このアライグマが毛皮なしで凍傷などにもならずに、カナダの厳しい冬を越せたことに驚いています!」とつづられています。

そして約1か月後には、毛のないアライグマが仲間に囲まれている様子が公開されました。

寒い夜には、毛がふさふさの友達が温めてくれているそうです!

毛のないアライグマは愛らしい顔をしていますが、かなり気性が荒いのだとか。

そのおかげで、これまでうまく生き延びられたと思われています。

見た目は違っても、ほかのアライグマたちに『仲間』だと受け入れられた様子がほほ笑ましいですね。


[文・構成/grape編集部]


出典

Hope For Wildlife

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