【若い女性の人口減少率…川俣町78.1%と推計】消滅可能性自治体が福島県内では33市町村

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民間の有識者でつくる「人口戦略会議」は、人口減少により近い将来、消滅する可能性がある自治体を24日午後に発表し、福島県内では、33の市町村が該当しています。

「消滅可能性自治体」は、2020年から2050年までの30年間で、20歳から39歳の若い女性の人口が50%以上減少すると推計される自治体を指します。

分析を発表した「人口戦略会議」によりますと、福島県内では、7割以上にあたる33の市町村が「消滅可能性自治体」に該当しています。

(※浜通りの13市町村は、ひとまとめで推計)

【消滅可能性自治体に該当】33自治体

会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町

若い女性の人口減少率は、川俣町で78.1%、平田村で75.7%、鮫川村で74.1%と推計されています。

【若い女性の人口減少率が70%以上】8自治体

川俣町78.1%、平田村75.7%、鮫川村74.1%、三島町74.0%、南会津町72.7%、下郷町72.4%、古殿町71.9%、金山町70.3%

【若い女性の人口減少率が60%以上】13自治体

小野町69.4%、国見町68.5%、田村市67.5%、会津美里町67.3%、西会津町66.1%、石川町65.4%、猪苗代町65.4%、塙町64.1%、北塩原村63.9%、天栄村63.3%、檜枝岐村62.2%、喜多方市60.9%、浅川町60.8%

【若い女性の人口減少率が50%以上】12自治体

二本松市59.7%、玉川村59.7%、伊達市59.5%、会津坂下町58.7%、三春町58.5%、矢祭町57.3%、桑折町57.1%、只見町56.4%、棚倉町54.4%、泉崎村54.2%、会津若松市53.0%、白河市50.3%

人口戦略会議は「各自治体の実情と課題に応じて、人口の自然減対策と社会減対策を適切に組み合わせた対応が求められる」としています。

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