ミャオ族の精緻な銀飾り 中国貴州省黄平県

ミャオ族の精緻な銀飾り 中国貴州省黄平県

 【新華社貴陽4月24日】中国貴州省黔東南(けんとうなん)ミャオ族トン族自治州では、精巧で美しく、種類も多岐にわたる銀の装身具が少数民族ミャオ族の若い女性の晴れ着に欠かせない重要な装飾品となっている。

 同自治州黄平県の「ミャオ族銀飾制作技芸」は2008年、第2次国家級無形文化遺産リストに登録された。現在、県内の伝承者は42人に上る。銀製装飾品の年間販売量は10トン余り、売上高は650万元(1元=約21円)に達している。

 地元の銀細工職人は手工芸の伝統を守り、銀を溶かし、叩いて成形し、金属板の穴に通して糸のように細くし、焼成、彫刻、研磨、つや出しなどの工程を経て、バラエティーに富んだ繊細で美しい銀の装飾品を作り出している。人々が祝祭日や婚礼など大きな行事の際にこれらを身に付け、華やかに着飾って出かける様子は、美しい風景となっている。(記者/馬寧)

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