大泉洋、“雨男”で悪天候は「当たり前の状態」 「雨降って地固まる」を強調

完成報告会見に出席した大泉洋【写真:ENCOUNT編集部】

明治記念館の庭で撮影→室内に予定変更された

俳優の大泉洋が24日、都内で行われた映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の完成報告会見に菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、月川翔監督とともに出席した。

会見が始まった午後1時、外はあいにくの天気に。快晴であれば会場となった明治記念館の庭で撮影を行うはずだったが、室内に予定変更となった。

マイクを持った大泉は開口一番、「わたくしとしましては安定の雨。雨なのはデフォルト、当たり前の状態」と雨男の宿命を口にしつつ、「逆に幸先がいい」と開き直り。司会者かが「雨脚が強くなってきた」との報告を受けると「わたくしのやる気とともに雨脚は強くなっている。なので大変幸先のいいスタート」とポジティブだった。

大泉と初共演となった菅野が「クランクインも思い起こせば雨だったような気がします」と約1年前の撮入日を回想。続けて大きな声で「雨降って地固まるでお願いします!」とアピールした。

心臓疾患は日本人にとって致命的な病だった1970年代。心臓に先天的な疾患を抱えた娘のため、知識も経験もない中で医療器具開発に挑み、のちに世界で17万人もの命を救うことになる「IABPバルーンカテーテル」を誕生させた、実在した家族をモデルに描く。

娘を救いたい一心で開発に心血を注ぐ、父・坪井宣政を演じた大泉は「映画の設定と同じくらいの娘がいる」といい、「日々なるべく楽しく行きたいと思っている。このオファーを受けると非常につらい撮影期間が待っていると予想できた。でも、亡くなった佳美さんがお父さまに『私の命はもういいから、この技術をたくさんの人に使ってほしい』と話したと企画書に書いてあって、その一言ですね。どうしたらそんなことを言えるんだろうと、それを知りたいと。演じる意義はあると思った」とオファーを受けることになった決め手を明かした。

妻を演じた菅野、3姉妹を演じた川栄、福本、新井と“家族5人”が集結。大泉は「すばらしい物語を少しでも多くの方に見てもらうために頑張っていこう! 我々はこれから宣伝ファミリーとなる」と父として家族と団結。川栄に対しては「千と千尋の神隠しで大変だと思うけど、休みの日は全部宣伝だ!」と指導していた。ENCOUNT編集部

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