リヴァプールを来季から率いる新監督の候補として、フェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督が急浮上している。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。
クロップ監督の後任候補として、フェイエノールトのスロット監督が急浮上している。スロット監督は2021-22シーズンからフェイエノールトの指揮をとり、翌シーズンにはフェイエノールトをエールディビジ優勝に導いた。今季、同クラブはエールディビジ2位に立っており、現地時間4月21日にはオランダ国内のカップ戦であるKNVBカップを優勝した。
スロット監督が主に採用するフォーメーションは4-2-3-1と4-3-3。ボールを保持しつつ、守備時にはハイプレスから攻撃につなげる戦術を得意としており、リヴァプールとフィットしている。オランダのサッカージャーナリストであるマルセル・ファン・デル・クラーン氏は同監督をこう評価した。
「彼はリヴァプール新監督の最有力候補だ。プレミアリーグのビッグクラブが彼に興味を示すのは時間の問題だった。彼は監督として成功しただけでなく、攻撃志向の強いジョゼップ・グアルディオラのようなスタイルが非常に印象的だ」
「フェイエノールトが彼を全力で引き留めることはないだろうが、彼は需要があり、2026年6月まで契約を結んでいる。高額な見返りを要求するだろう。彼は監督として、クレイジーでセクシーなサッカーでフェイエノールトを優勝に導いた。彼がオランダでやり残したことはもう何もない。スロットがこのチャンスを捨ててリヴァプールの監督に就任しなかったら、私は驚くだろう」
ユルゲン・クロップ監督が2024年1月、今季限りでリヴァプールの監督を退任すると発表して以来、リヴァプールOBであり、現在はレヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督などが次期監督の候補として名前があがっていた。
しかし、シャビ・アロンソ監督は来季以降もレヴァークーゼンを率いていくと発表。同じく有力候補とされているスポルティングのルベン・アモリム監督はウェストハムの新監督候補として有力視されている。
イギリス紙『デイリー・メール』が報じたところによると、アモリム監督はウェストハムのオーナーと面会を行ったという。同紙は「アモリム監督は、もはやリヴァプールの最有力候補ではない」としている。