共和予備選、撤退のヘイリー氏が2割得票 ペンシルベニア州

Jarrett Renshaw

[フィラデルフィア 23日 ロイター] - エジソン・リサーチによると、米大統領選の激戦州ペンシルベニア州で23日行われた民主党と共和党の予備選ではそれぞれバイデン大統領とトランプ前大統領が圧勝した。

ただ、共和党予備選では大統領選から撤退したヘイリー元国連大使が、開票率33%の時点で約2割の票を獲得している。一部の共和党員が、刑事訴訟を抱えるトランプ氏に引き続き不満を持っていることが浮き彫りとなった。

投票用紙にはヘイリー氏の名前が残されていた。予備選に参加できるのは登録済みの共和党員のみで、ヘイリー氏を支持していた無党派層は投票に参加できない。

州のデータによると、民主党予備選は開票率約50%の時点でバイデン氏の得票率が94.4%、撤退したディーン・フィリップス下院議員が5.6%。

共和党予備選は、開票率33%の時点でトランプ氏の得票率が79.4%、ヘイリー氏が20.6%。

イスラム教徒やアラブ系の有権者はガザ紛争に抗議するため、ペンシルベニア州でバイデン氏への批判票を集まるキャンペーンを展開。運動の主催者は4万票の「支持者なし」票を目指しているが、結果が判明するのは24日以降になる見通し。

バイデン氏とトランプ氏はすでに党の候補者指名を獲得することが確定している。

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