写真と絵画で光と影表現「陰影のハーモニーを見て」 宮城・美里で29日まで二人展

飾られた志摩さんの写真と、作品を持つ早坂さん

 美里町のカラーカウンセラー早坂美名子さん(73)と同町の写真家志摩勝彦さん(70)の作品展「光と影 二人展」が、同町のJR小牛田駅構内の町総合案内所で開かれている。29日まで。
 2人は陰影を生かした作品制作を共通のテーマとしている。初めて企画した作品展には早坂さんが15点、志摩さんは10点を出展している。
 早坂さんはパソコンで制作した絵画を写真に乗せる技法を用い、太陽やアルコールランプの光を色鮮やかに表現。志摩さんは太陽からの光が差し込む南三陸町の神割崎や、田沢湖(秋田県仙北市)に建つ辰子像を印象的に切り取った。
 「光が影に見えたり、暗部に色が見えたりするかも。感性で楽しんで」と早坂さん。志摩さんは「光が影に変わっていくハーモニーを見てほしい」と話す。
 開催時間は午前10時~正午、午後1~4時。入場無料。連絡先は町総合案内所0229(31)1801。

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