メジャーでの収穫を得て 稲見萌寧は5Wの投入も検討

まずは予選通過を目標に意気込む(撮影/村上航)

◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 事前(23日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

稲見萌寧は開幕2日前の火曜日にアウト9ホールを回り、コースをチェックした。前週のメジャー「シェブロン選手権」は46位だったが、「『これがメジャーか』って思わない。いい意味で慣れ」と、どの試合でも気持ちは変わらない。

前週の大きな収穫がガラリと変更したクラブセッティング。1Wとパター以外を入れ替え、実戦での経験値も積んだ。

「3Wを新しいのに替えてすごく飛ぶようになったし、UTも結構いい。アイアンもシャフトを替えて球が上がるようになってくれて。ピンを狙えたりと良くなってきたけど、より良くできるように詰めていきたい」と振り返った。

今週はロサンゼルスの街中でプレー(撮影/村上航)

ただ、今週は3UTを外してテーラーメイド Qi10 フェアウェイウッド(5W)の投入を検討している。

「先週から入れたかった一本だったんだけど、使い始めたばかりでいきなり投入するのは」。今週は前週よりも総距離が600yd以上短いコースだけに試行錯誤が続く。

今週はアメリカ人のチャーレス・ライアンさんがキャディです(撮影/村上航)

「トータル的に距離がない方がスコアはそこそこ出るのかなっていうイメージ。ただ、この芝だと午前と午後でもまた感じが違うというか、スピードが違う。その対応力も必要かな」と冷静なジャッジで臨む。

最近は「米国でのプレーは楽しい」という他選手の気持ちも分かってきたそう(撮影/村上航)

コース攻略にはポアナ芝のグリーンを警戒する一方で、「私的にはどれだけ良いところにショットを付けられるかが勝負」。ここまでのパーオン率は66%(全体72位)とショットの安定にも力を入れたい。

まずはポイント加算につながる週末でのプレーを目標にする。(カリフォルニア州ロサンゼルス/石井操)

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