悪天候で駅の屋根吹っ飛ぶ、海では水竜巻

4月21日、香港は低気圧の影響から大雨、強風、雷雨の悪天候となり、10時に黄色暴雨警告(アンバー)が発令された。香港の大雨警報には3段階あり、最高レベルを示すのは黒色(ブラック)、その次が紅色(レッド)、黄色(アンバー)だ。警報発令直前の9時30分には、清水湾で水上竜巻が観測されたという。水上竜巻の様子は天文台のホームページで動画を公開している。13時45分に警報は解除されたがその間、各地で大雨となり、多くの場所で雨量は20ミリメートルを超えた。香港島西部、ラマ島、長洲島では30ミリメートルに達したという。また強風が吹き荒れたことから各地で倒木が倒れる被害も出た。ビクトリアピークに近い白加道では幹の太さが直径約1メートルの大木が倒れ、ピークトラムが終日運休した。このほか、MTR大学駅ではホームの屋根が損傷し、これも悪天候の影響とみられている。天文台の話では、4月22・23日も広東沿岸の低気圧の影響が続き雨天になる見込みだ。

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