NHK「魔改造の夜」5月から新シーズン。「電動マッサージ器 25mドラッグレース」

by 酒井隆文

5月30日放送の「魔改造の夜」のお題は「電動マッサージ器 25mドラッグレース」(C)NHK

NHKは、2024年度も総合テレビで「魔改造の夜」を放送。新シーズン初回は5月30日19時30分~20時42分で、超精鋭の学生チーム×2つの大手メーカーによる「電動マッサージ器 25mドラッグレース」を放送する。

(C)NHK

電動マッサージ器が魔改造され、魔の夜会を爆走する! 癒しの家電、その“振動”を動力にして走らせる、というお題で、1台でも、複数台を組み合わせてもOK。しかしそもそも、マッサージ器が走るのか? ブルブルする揺れを、どうすれば前進する動きに変えられるのか?

普段、自動車など輸送機器では “振動” は除去されるもの、それを逆に動力に変えるという、誰も挑んでいない超難題。しかも、夜会会場は、むき出しコンクリートの凸凹路面の25mコースで、真っすぐ走らせるのは至難の業。どんな機構にすれば走るのか、速くするのは可能なのか。

モーターのプロフェッショナル「Mブチモーター」(C)NHK

各チームは、ロボコン優勝校、モーターのプロフェッショナル、世界的な四輪・二輪メーカー、しかしいずれも超苦悩、もがき苦しむ。前進しない……シミュレーション通りにいかない……実検走行中に破損……。それでも1カ月半の苦闘の末、エンジニアたちは、驚異のマシンを生み出した。

3チーム全く違う姿の“爆走する電動マッサージ器”が誕生、夜会でマシンは、見事、走るのか? 勝つのはどこか? その驚きのスピードとは? 興奮と歓喜と号泣、今年度も、全く予想できないドラマが始まる。

「Sズキ」(C)NHK

挑戦するのは、ロボコン常連で優勝多数、世界大会でも大活躍している愛知県の理系大学「T橋技術科学大」と、自動車・家電など向けの小型モーターを世界中で製造販売している電気機器メーカー「Mブチモーター」、そしてインド市場で圧倒的シェアを持つ、軽自動車などの四輪車や二輪車の世界的メーカー「Sズキ」。

実況は矢野武、解説は長藤圭介東大准教授、顧問は伊集院光、市川紗椰。

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「T橋技術科学大」(C)NHK
伊集院光(C)NHK
市川紗椰(C)NHK

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