チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督がアーセナルとの試合について、コメントした。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。
プレミアリーグ第29節延期分、チェルシーとアーセナルによる試合が現地時間4月23日に行われた。チェルシーは4分にアーセナルのFWレアンドロ・トロサールに先制弾を許し0-1のスコアで前半を終えると、後半にMFカイ・ハヴァーツとDFベン・ホワイトにそれぞれ2ゴールを決められ0-5で敗れた。この試合、チェルシーは27本のシュートを許し、そのうち10本が枠内シュートだった。
一方、FWコール・パーマーを欠いたチェルシーは、チャンスを何度か作りながらも活かすことができず、アーセナルに完封されてしまった。試合後の会見でポチェッティーノ監督は、チームのパフォーマンスについてこう語った。
「失望している。パフォーマンスは悪く、我々が思い描いた通りに試合を始めることができなかった。簡単に失点してしまい、試合をアーセナルにとって簡単なものにしてしまった」
そして「今後、シーズンの残っている試合をどう戦うのか」という質問に対して、ポチェッティーノ監督はこう答えた。
「1シーズン近くも同じようなことを話しているのだから、話すのは難しい。アーセナルに負けることもあるだろう。問題は戦い方だ。シーズンを通して問題となっているのはパフォーマンスの不安定さだ。FAカップ準決勝はすばらしいパフォーマンスだった。今日、このパフォーマンスを表現する言葉は見つからない」
また、ポチェッティーノ監督はチームがいまだ成長段階にあることを強調した。
「なぜこのような結果になったか、多くの細かい問題やチームが抱える状況がある。クラブは新しいプロジェクトや運営方法を模索している。若いチームを育て上げるときは常にリスクを負う必要がある。選手たちを責めるつもりはない」
「プレーするだけでなく、勝つために競争できるよう経験を積むことが今は重要なんだ。彼らは若くて才能のある選手たちだが、ただプレーするためにピッチに立っているのではない。シーズン終盤のこの時期が、選手たちにとって1番難しい時期なんだ」