大和ハウス工業が松山中心部にオフィスビル建設 同種施設老朽化に伴う移転先として需要見込む

2025年8月完成予定のオフィスビル(大和ハウス工業提供)

 大和ハウス工業(大阪)が愛媛県松山市中心部の城山公園西側(同市本町1丁目)に大型オフィスビル「d_llMATSUYAMA(ディールマツヤマ、仮称)」を建設していることが24日までに分かった。9階建てで最大区画数は51。2025年8月末の完成を予定している。

 同社によると、敷地面積は2663平方メートル。鉄骨9階建てのオフィス棟(延べ床面積1万293平方メートル)と同3階建ての駐車場棟(同2473平方メートル)を建てる。オフィス棟基準階のワンフロアの最大区画数は6。1階は店舗やショールーム、クリニックなど、2階以上はオフィスやコールセンターなどの入居を想定している。総工費や価格帯は非公表。

 市内の同種施設は今後さらに老朽化が進み、テナントの移転先として需要が生まれると推測している。

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