タクシー女性運転手が増加 ベテラン運転手集まる

新たな働き手の獲得へ。60代以上のベテランのタクシー運転手が集まりました。イベントでは60代から70代の運転手が仕事のやりがいについて意見を交わし、タクシー業界へ転職を検討している一般参加者が先輩の話に耳を傾けていました。

60代運転手「働いたら働いただけ自分に戻ってくるのが一番のやりがい」。第一交通グループ北海道地区で働くおよそ800人の平均年齢は53歳で、今後もシニア層の採用を積極的に行う考えです。業界を支えるのはベテランだけではありません。北海道ハイヤー協会によりますと、道内の女性タクシー運転手はことし3月末時点で過去最多の744人となりました。前年に比べ男性が2%ほど減ったのに対し、女性は20%近く増えています。

興亜第一交通石田さん「子育て世代のお母さんたちは働きやすいと思う。子どもが熱を出して急に休まなければならない時などにすぐに対応してもらえるので」。石田さん「出勤時間がフレックス制に近いので好きな時間から出られるのも魅力の一つ」。

柔軟な勤務体系をとる会社が増え、子育て世代や未経験の女性でも働きやすい環境になりつつあるといいます。道内の女性運転手の割合は5.6%にとどまっていて、北海道ハイヤー協会は「性別を問わず働きやすい環境を整えたい」としています。

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