北海道産ワイン発祥の創成イーストに! 北海道産ワインが全部そろう店

テレビ北海道本社がある創成イースト地区の話題をお届けする「つながる創成イースト」。前回に続いて、北海道ワインの魅力を発信し続けているワインカフェ「ヴェレゾン」の話題です。

2011年にオープンしたワインカフェ「ヴェレゾン」。道内に60か所余りあるワイナリーのワインをすべて取り扱っています。 実は、オーナーの荒井さんが、創成イーストに店を構えたのには「ある理由」がありました。 

荒井早百合さん「北海道では一番最初にワインができたのが明治9年なんですね。その時に現在のサッポロビールさんが母体の『葡萄酒醸造所』というのがスタートするんです。その場所がこの創成川イーストなんですよね。葡萄酒製造所がありましたよという証みたいなのを残していきたいなと思ってここの場所でスタートした感じです」。

荒井さんは、自らを「道産ワイン応援団」と名乗ります。「ワインバー」ではなく「ワインカフェ」とした理由は、成り立ちが「ワインを広めたい」というのと「ワイナリーの”思い”を伝えたい」というところがあったので、カジュアルに、皆さんふらっと来ていただければいいなと思ったからだといいます。

そんな荒井さんは、去年10月、1冊の本を出版しました。最初のページに荒井さんの思いが詰まった一文があります。

【ワインと出会った、というよりは、ワインの造り手さんたちの情熱に出会ってしまった】  

荒井早百合さん「私は本当に『ワインは人だ』と思っているんですよね。本を見ていただいてその人のことをちょっと知っていただくと、本当にこの人が作っているからこのワインなんだ、ということはすごく感じていただけるのかなと思っています」。

造り手の思いを知ることで、もっと道産ワインが好きになる。そんな人たちが増えてほしいと、荒井さんは造り手とファンをつなぐイベントを道内外で積極的に開いています。

4月中旬、札幌のホテルで開かれたイベント「メーカーズディナー」。三笠市にある「宮本ヴィンヤード」の宮本さんをゲストに迎え、いろいろな話を聞きながら、コース料理と宮本さんが手がけたワインを楽しむ会です。宮本さんと荒井さんの付き合いは、8年ほどになるといいます。

イベントに参加した人たちにヴェレゾンの魅力を聞いてみました。
参加者「もちろん北海道ワインの品ぞろえの多さ、あとは生産者とのつながりですね」
参加者「それはやはり彼女の魅力ですよ。それが一番だと思います。作り手さんを愛しているというか、それを上手に伝えてくれますよね」
参加者「いろんなことを話しかけてくださってワインを紹介していただいたりとか、そういうお話を聞きながらワインを楽しめるってすごくいいなと思いました」

荒井さんは、これからも道産ワインと造り手のファン増やしていきたいと話します。

© テレビ北海道