ラグビー元日本代表の田中史朗「将来的には日本代表のヘッドコーチをやってみたい」今季限りでの引退を発表 19年W杯では初の8強に貢献

 現役引退を発表する東葛の田中史朗(撮影・持木克友)

 ラグビー元日本代表でW杯に3大会連続で出場し、19年W杯日本大会では初の8強入りに貢献したSH田中史朗(39)=NECグリーンロケッツ東葛=が24日、都内で会見を開き、今季限りでの現役引退を発表した。

 目に涙を浮かべ、時折言葉を詰まらせた田中は「幸運なことにエディー・ジョーンズ(日本代表ヘッドコーチ)ら素晴らしいコーチが回りにいるので、彼らからコーチングを学び、将来的には日本代表のヘッドコーチをやってみたい」と語った。

 今季限りでの引退は「今季半ばで決断した」とし、今後については「アカデミーのコーチとして普及活動を続けて行くつもりです」と話した。

 田中は07年に三洋電機(現埼玉パナソニック)入りし、13年からはハイランダーズの一員としてスーパーラグビーで日本人初のプレー。日本代表通算75キャップと、長年にわたり第一線で活躍した。166センチと小柄ながら、巨漢選手にも果敢にタックルする勇敢さを持ち、判断力やパス能力でも優れた。

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