体長10~15メートルのクジラの死骸漂着 鳥取県湯梨浜町

漂着したクジラ=24日午後2時10分ごろ、鳥取県湯梨浜町小浜

 24日午前11時ごろ、鳥取県湯梨浜町小浜の岩場にクジラが漂着していると、県漁協から県に連絡があった。県立博物館の一沢圭主幹学芸員によると、体長13.5メートル程度で、ヒゲクジラ類のニタリクジラか、それに近い種類とみられ、死んでいた。ニタリクジラなら県内の海岸に漂着する事例は珍しいという。

 現場は小浜港船着き場の近く。一沢主幹学芸員によると、特に外傷は見当たらず何らかの理由で衰弱し漂着したとみられる。20日に湯梨浜町沖の定置網に、同じくらいの大きさのクジラがかかって放されたといい、同一個体の可能性も考えられるという。

 県漁協泊支所によると、地元住民が見つけた。県中部総合事務所県土整備局維持管理課によると、処分など対応は検討中。

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