「北陸応援割」実施などで 4月の宿泊予約が29.9%増加

石川県内の温泉地や金沢市内の主要ホテルの4月の予約状況が、前の年の同じ時期に比べ2割から3割程度増えたことが県のまとめで分かりました。

県の4月18日時点のまとめによりますと、山中、山代、片山津、粟津、湯涌の5つの温泉地では地震が発生した1月、風評被害によるキャンセルなどがあり、宿泊予約は前の年の同時期に比べ17.8%減と落ち込みました。

しかし、2次避難者の受け入れが始まった2月は8.7%増、その後、3月は7.2%増と回復、4月は29.9%の大幅な増加となりました。先月の北陸新幹線県内全線開業や、国の観光支援策「北陸応援割」の実施などで需要が伸びたとみられます。

一方、金沢市内の主要な7つのホテルは復興支援関係者の宿泊で1月は65.3%増、2月は26.6%増となり、3月は前年並みに落ち着きましたが、4月は18.4%増となりました。

県では5月7日に応援割の第2弾が始まることから、今後の予約の増加に期待したいとしています。

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