千葉県松戸市は市内の薬局と協力し、糖尿病のリスクを無料で検査する取り組みを５月から始めます。
松戸市は５月１３日から、市内９か所の薬局で簡易血糖検査を無料で行い、糖尿病のリスクをその場で確認できる取り組みを始めます。
検査の対象は、２０２４年度、健康診断を受けていない３５歳以上の市民です。
検査では、指先からわずかな血液を採るだけで、数分後には直近約２か月間の平均血糖値がわかり、糖尿病の可能性が高い場合は薬剤師から医療機関の受診を勧められます。
市によりますと２０２２年度、国民健康保険加入者で特定健康診査、いわゆるメタボ健診を受けた市民の約８割が、血糖値から「生活習慣の見直しが必要」と判定されたということです。
こうした状況から市は、全国的にも珍しい、薬局と連携した無料検査の実施を決めたもので、本郷谷健次市長は「糖尿病は万病のもと。早めに血糖状態を確認して、生活改善や治療に繋げてほしい」と話しています。
