毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

広東省竜門県にある茶畑で毛茶を摘む雲尖茶葉農民専業合作社(協同組合)の農家。(資料写真、竜門=新華社配信)

 【新華社広州4月24日】中国広東省恵州市竜門県の南昆山生態観光区で、春の茶摘みが最盛期を迎えた。同県雲尖茶葉農民専業合作社(協同組合)の茶畑では、茶農家が慣れた手つきで柔らかい新芽を一つ一つ丁寧に摘み取り、活気にあふれた収穫風景が広がっている。

 同県特産の茶葉は野生の茶樹に生え、白い毛で覆われているため「毛茶」と命名されている。貴重な薬用価値があり地元の人からは「百歳茶」とも呼ばれている。一年を通じて雲や霧が立ち込め、空気中のマイナスイオン含有量が多く、森林率が高いなどの自然条件が毛茶の品質を作り上げた。

毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

広東省竜門県南昆山の毛茶体験施設。(資料写真、竜門=新華社配信)

 南昆山生態観光区ではここ数年、代表的な生態資源の特色と優位性を生かし、茶と観光を融合させた産業チェーンの構築を推進している。

 毛茶栽培と観光・民宿産業が発展するにつれ観光区に住む村民の収入も増加を続け、1人当たりの年間収入は3万元(1元=約21円)余りに上った。中には20万元以上に達した村民もいる。毛茶産業は既に農村振興と農民の増収を後押しする重要な原動力となっている。(記者/尹一如)

毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

広東省竜門県南昆山の毛茶体験施設。(資料写真、竜門=新華社配信)

毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

10日、広東省竜門県の南昆山毛茶生態茶園。(竜門=新華社記者/尹一如)

毛茶栽培・観光の融合が農村振興を後押し 中国広東省竜門県

11日、広東省竜門県で南昆山毛茶を炒る毛茶栽培・販売専業者の張偉輝(ちょう・いき)さん。(竜門=新華社記者/尹一如)

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11日、広東省竜門県で南昆山毛茶を煎る毛茶栽培・販売専業者の張偉輝(ちょう・いき)さん。(竜門=新華社記者/尹一如)

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広東省竜門県にある茶畑で毛茶を摘む雲尖茶葉農民専業合作社(協同組合)の農家。(資料写真、竜門=新華社配信)

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