前田拳太郎&奥智哉主演「君とゆきて咲く~新選組青春録~」会見にイケメン9人が集合! 華麗な剣舞を披露

テレビ朝日ほかで本日4月24日にスタートする連続ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」(水曜深夜0:15。一部地域を除く)の記者会見が、京都・東映太秦映画村で行われ、ダブル主演を務める前田拳太郎奥智哉はじめ、杢代和人羽谷勝太柊太朗庄司浩平藤岡真威人阪本奨悟永田崇人の9人が出席。観客が見守る中、剣舞を披露し、それぞれの役柄やドラマの見どころなどを語った。

深夜のバラエティー帯「スーパーバラバラ大作戦」枠でスタートする“シン・時代劇”「君とゆきて咲く~新選組青春録~」は、日本漫画史にさん然たる功績を残した手塚治虫の隠れた名作「新選組」を初めて映像化するもの。近藤勇、沖田総司など実在の人物は登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる若き隊士。友情、裏切り、時代、陰謀…彼らがたどる過酷な運命を、美しくも鮮烈に映し出す。

会見冒頭、土方歳三役の阪本が「皆さま方、本日はご多忙の折、『君とゆきて咲く~新選組青春録~』会見にお集まりいただき、深くお礼申し上げます。私、新選組副長、土方歳三と申します。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。リニューアルオープンを迎えたこの東映太秦映画村にて、幕末随一の剣客集団と歌われたわれら新選組の魅力をとくとお伝えしたく存じます。早速ではございますが、われらの精鋭たちがその実力を披露させていただきます。華麗なる新選組剣舞、とくとご覧あれ」と合図を送ると、きらびやかな新選組隊士の衣装に身を包んだキャストが登場し、剣舞を披露した。

剣舞が終了し、着席した主人公・鎌切大作役の前田は「ちょっと今もう息が切れてるんですけど。本当に剣舞も、まさかこうやって披露する機会があると思っていなかったので。すごく緊張もしてたんですけど、僕たちのこの本気が皆さんに伝わったんじゃないかなというふうに思うので、ドラマの方もぜひ楽しみにしててください」と息も切れ切れにあいさつ。

もう1人の主人公・深草丘十郎役の奥も「今回の剣舞は本編でしか流れないものと思っていたので、まさかこうやってお客さんを目の前にして剣舞するという。すごく楽しみにしていたし、とても緊張していたので。でも、みんなそろっていい感じだったんじゃないでしょうか。今まで一番いい、ベストなパフォーマンスを見ていただけたのではないかと思っています。ありがとうございます」と緊張しつつも、手応えを表した。

今回、訳あって特別に練習したという、山南敬助役・永田は「本当は本編だと(渋皮喜平役の)簡秀吉くんがやっているパートなんですけれども…なので今日は、簡秀吉役で来ました永田崇人です(笑)。よろしくお願いします。本編では、僕は太鼓を担当させていただいていて。剣舞は撮影の時にめちゃめちゃカッコよくて、やってみたらすごく難しくて。それでもとってもうまくできたと思います!」と“代役”の事情を明かしながらも、満足げな表情で語った。

さらに、撮影現場の雰囲気について、前田が「世代も近いですし、すごく仲がよくて、和気あいあいとしていて部活みたいだよね。実際に新選組も若い人たちの集まりなので、こんな感じの雰囲気だったのかなとか。なんか懐かしい、この青春を取り返してるような気持ちになって撮影しています」と言うと、奥も「そうですね。剣舞の稽古とかも、本当に部活みたいな空気感でずっとやっていたのでね。もうみんなで助け合いながら撮影毎日臨んでおります」と現場の様子を伝えた。

殺陣の稽古に関して、前田は「撮影が始まる2、3カ月ぐらい前から準備が始まって、長い日だと1日・12時間とかやった日もあったりするぐらいなので…」と苦労をにじませつつも、撮休や撮影が早く終わった日は息抜きもできているようで「お休みの日に羽谷勝太くんと一緒にちょっとデートに行きまして。美術館デートに行きました」と報告。それを受けた羽谷は「ドキドキしました。わらび餅を食べて、もうすごく楽しかった。宝物です」と振り返り、「おっくん(奥)と浩平もなんかデートに行ってたよね」と奥と庄司がユニバーサルスタジオ・ジャパンに行ったことを明かした。

原田左之助役・柊太朗が「僕1人だけ槍(やり)を持っているんで、室内での戦いとか、ガンガンガンってぶつけたりするのが印象的でした」と撮影を振り返ると、永田は「でも現場の雰囲気はね、明るい方が楽しいじゃないですか。やっぱり切磋琢磨(せっさたくま)してみんなでやっている新選組ですから、そんなふうになればいいなって思っていますけど。別に僕がどうっていうよりも、みんな本当は和気あいあいやってやってますよ」と話すと、阪本も「ダンスとかって、なかなか時代劇でやることないと思うし、みんな歌ったりもするんです。その練習も一緒にできるんで。本当に部活みたいな感じですかね。まだ発表されていないキャストの方々もいるんですけど、もう本当に皆さん楽しくさせてもらってますね」と、明るい現場であることをうかがわせた。

そんな撮影現場の話題の中、思い出したように沖田総司役の藤岡は「僕と柊太朗くんと(庄司)浩平くんは新選組の中でも“2年生”というか、1年生を迎え入れる側なのですが、撮影が始まってすぐの頃、その3人で『楽しいことしたいね』って言って嵐山に行き、手こぎボートに乗りました。僕が一番年下なのでボートをこがされ続ける中、2人はみたらし団子を食べていて…(笑)。でもめちゃくちゃ楽しかったな! もちろん沖田総司として殺陣も頑張っています」と力強くアピール。

また、南無之介役に選ばれた羽谷は、応募総数800人という過酷なオーディションを振り返って、「めっちゃしんどかったです。でも本当にすごい楽しくて。ただ、やっぱり明日その宿舎に残れるか分からないという生死を懸けた戦いだったので、毎日緊張感もあって精神的にはすごくやられたなっていうのはあるんですけど。南無之介というすてきな役をいただいて、いろんな方がこの役を目指してやってきた思いはあるので、全部を背負うと言ったらちょっと難しいかもしれないんですけど、僕の南無之介を見て『あ、こいつでもよかったな』って思ってもらえるように頑張っていきたいなって思っています」と意気込んだ。

柊太朗は「最初の方はみんな絶対俺が受かってやるみたいな、ちょっとトゲトゲした感じで、1日目、2日目とか、ちょっとまだ探った感じを出してましたね。でも、3日目に最後残ってるみんなで、ちょっとさらけ出す…話し合おうみたいな感じでいろいろなゲームをやったりして。最後の集団演技があったんですけど、その時はすごくやりやすかったですね。夜中の2時までしゃべって、朝7時ぐらいに集合で、休み時間を削ってでも一緒にしゃべっていました(笑)」と、オーディションの時点で既に打ち解けていたことを明かした。

斎藤一役の庄司も「オーディションでは毎日、ヒリついた環境の中にいました。最終審査では、主演のお二人との4人芝居に臨みましたが、羽谷(勝太)くんは『彼こそ南無之介だな』と思わせるお芝居でキラキラまぶしかったし、この現場でもそうですが、ついていきたくなるような大きな背中を見せてくれました。 最終的には僕は斎藤一、柊太朗は原田左之助、上野凱くんは長州藩士役と、自分たちの魅力をより引き出していただけるような人物を当てていただきました。すごくいいキャスティングをしていただいたので、僕らをしっかり見ていただいた結果なのかなと思っています」と納得の結果だったと語った。

最終審査で一緒に芝居をした3人の印象について、前田は「僕らもオーディションに参加するっていうのは急に決まったので、緊張してたんですけど、実際に行ったら、みんなの気迫、熱がすごく伝わってきて、これは僕も同じライバルとして負けてられないなと思いながら演じました。本当に人生を懸けて来てるんだなっていうのがすごく伝わったので、僕もそれにしっかり応えられるように、精いっぱいお芝居させていただきました」と刺激を受けた様子だった。

会見では、メンバーそれぞれが、自身の衣装を20秒の持ち時間でアピールするコーナーも行われ、会場を沸かせた。

終盤には、出演者が“キミユキ”のアーティスト名で担当するドラマのオープニングテーマとエンディングテーマが披露され、前田が「オープニングテーマの『炎』という曲はすごく疾走感のあるかっこいい曲になっていて、今回この『君とゆきて咲く』のその作風、雰囲気にすごくマッチした曲になってるので、皆さんぜひオープニングも楽しみにしていてください。あとダンスもすごくカッコいいので楽しみにしていてください」と呼び掛けた。一方、エンディングテーマの「夢花火」については、奥が「こちらの曲は爽やかさとかわいさを兼ね備えたわれわれイケメン若手俳優に似合っている曲だと思いますね(笑)。キャッチーなメロディーもあったり、踊りやすいかわいい振り付けがたくさん入っているので、皆さん、まねしていただければ。かわいいダンスをぜひどうぞ!」とアピールポイントを発信した。

松永新之丞役の杢代は、7人組ボーカルダンスグループ・原因は自分にある。のメンバーでもあり、今回のキミユキでの活動に関しても言及。「今回は役として、そして衣装も相まって、経験したことのないグループ活動になっているので、皆さんにぜひ注目してほしいなと思います。練習中など、みんなでしゃべる機会が多いが、グループ活動の醍醐味(だいごみ)。今、絆も生まれてるので、それを大切にして、これから楽しく活動できたらなと思います」とキミユキの活動に期待を込めた。

最後に、前田は「ドラマが始まる前に、皆さんの前でこうやってお話をすることができて、僕らはすごくうれしくて、これからの撮影にすごく元気をもらえたというか、撮影の糧(かて)にしていきたいなと思っていますので、ドラマの放送をぜひ楽しみに待っていてください。本日はありがとうございました」と感謝を述べ、奥は「『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は本当に全く新しい形の時代劇で、剣舞や、オープニングとエンディングで役者が歌ったり踊ったりするなど、本当にさまざまな新しいことに挑戦しています。キャスト含め制作スタッフ一同、本当に誠心誠意を込めて毎日撮影に臨んでおりますので、ぜひお楽しみに!」と熱く呼び掛け、会見を終えた。

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