城田優 大河ドラマ「天地人」真田幸村役を1度断っていた「自分なんかがやっちゃいけない」

城田優

俳優で演出家の城田優(38)が24日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、NHKの大河ドラマに出演した際のエピソードを語った。

中学生(13歳)のころから子役として活躍、今年は芸能生活25年となる。

14年ぶりにNHKの大河ドラマ「どうする家康」で織田信長の家臣・森長可役を演じた。城田は「仲間も敵も関係なく切ってしまったりという部分があり気性が荒く、恐れられていた武将の一人」と役どころを説明。「必要以上の緊張感を自分自身で作ってしまっていた。本番でセリフがうまく言えなくて、頭が真っ白になってしまって、そこから何度かNG出してしまって、気が気じゃなかった。佐藤隆太さんやムロツヨシさんなど、前から何度かご一緒させていただいてる先輩方もいらっしゃって、『大丈夫。分かるよ。大河ってそういうのあるよね』って、非常に優しくフォローしてくださった」と語った。

2009年のNHK大河ドラマ「天地人」では真田幸村役だった。「容姿も(役者を)志したころから『君は純日本人の役は難しいよね』と言われていたので、歴史の中に登場する人物に僕みたいな人は絶対いないだろうという部分もありまして、一番最初、うれしい反面(真田幸村という役は)自分なんかがやっちゃいけないとの思いもあって、プロデューサーの方に『ありがたいお話なんですけど、僕じゃない方が適任なんじゃないでしょうか』って、お断りしたんです」と振り返った。

ところが、城田の真田幸村役は話題になり、その年の紅白歌合戦の審査員に抜擢された。「今思えば、紅白の審査員に出るなんて、幻のような」と回想し、関係者席に父を招待したという。「(父は)紅白歌合戦をずっと見てきたので、招待したらえらく喜んでくれて、親孝行できたな」と笑顔で語った。

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