J1アビスパ福岡・長谷部監督、アウェー東京V戦へ「ここで勝つか負けるかが非常に大事」 GW3試合で浮上狙う

メモを取りながら選手の練習を見つめる長谷部監督

J1福岡の長谷部茂利監督(53)が28日のアウェー東京Vからのゴールデンウイーク(GW)3試合で浮上を狙う。チームは現在3試合連続の引き分けで13位。10位のFC東京から15位の東京Vまで勝ち点3差の混戦になっている。24日に練習を公開した指揮官は「負けたらそのグループから離れてしまう。引き分けが多いチームにとってはここで勝つか負けるかが非常に大事」と必勝を誓った。

東京V戦後は5月3日にG大阪戦、同6日に川崎といずれもホームで戦う。総力戦で臨む過密日程に向けて戦力は戻りつつある。28日の練習では3月30日のアウェー浦和戦で脳振とうの疑いで途中交代した主将の奈良がフルメニューを消化。長谷部監督は「いい状態になりつつあるんじゃないかなと思います」と説明した。

5月3日と同6日は「アビスパにわか祭り」と題してクラブが新規の観客開拓に力を入れる。GWの躍進で「にわか」の心をつかむ。(向吉三郎)

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