OLC株比率15%未満に削減を、英ファンドが京成電鉄に株主提案

Atsuko Aoyama

[東京 24日 ロイター] - 英投資ファンドのパリサー・キャピタルは24日、投資先の京成電鉄に対し、2026年3月末までにオリエンタルランド(OLC)株の持ち分比率を15%未満に削減することなどを求める株主提案を提出したと発表した。

定時株主総会に向け、取締役会に対して、24年12月末までの資本配分計画の策定と公表を求める内容で、成長志向の投資戦略とバランスの取れた株主還元計画も含まれる。直近の自社株買いとOLC株売却は「正しい戦略的方向への転換として画期的一歩」と評価する一方、株主の期待に「十分とは言えず、提案してきた抜本的かつ持続的変革には至っていない」と指摘した。

パリサーは京成電鉄の株式を1.6%保有する第8位株主。京成電鉄は2月、上限500万株(発行済み株式の2.96%に相当)・330億円の自社株買いを発表したほか、3月に入ってOLC株1%を売却している。

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