【MLB】大谷翔平の本塁打「トップ10」を公式サイトが選出 1位に輝いたのはゴジラ超えではなく……「伝説が始まった日」

ドジャース大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地でのナショナルズ戦に「2番DH」で先発出場し、9回の第5打席で今季6号を放った。本塁打の打球速度としては自己最速となる118.7マイル(約191キロ)をマークし、飛距離も今季自己最長の450フィート(約137.1メートル)を叩き出した。

MLB公式サイトは同日、メジャー通算177号の中で印象に残る「トップ10」を選出し、掲載した。

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■衝撃の今季6号は早速5位に登場

この日飛び出した大谷の特大6号について、マックス・マンシー内野手は「これまで見てきた中で、もっとも遠くまで飛んだトップスピンのボールだった。2階席までトップスピンをかけてボールを運ぶというのは、かなり印象的。もしもバックスピンだったら、間違いなく場外に落ちていただろう」と驚きを隠せない様子だった。

MLB公式サイトが同日発表した「大谷の本塁打ベスト10」の中で、この衝撃の一発は早速5位にランクイン。「すでにショウヘイ・オオタニは、(昨季まで所属していた)エンゼルスで球団史上最速の本塁打を記録(2022年6月25日にマリナーズのローガン・ギルバート投手から118マイルで打った)。そして、今日は118.7マイル、450フィートの美しい本塁打を放ち、今度はドジャースの最速記録を更新した」と記し、古巣でも新天地でも球団史上最速となるアーチをかけていることを称賛した。

■公式戦で初めて「リアル二刀流」

ランキング1位は21年4月4日のホワイトソックス戦でディラン・シーズ投手から放った一発が選ばれた。大谷はこの日、「2番投手」で先発出場。公式戦で初めてDHを解除し、投打で同時出場する「リアル二刀流」を実現させた試合だった。1回表のマウンドに立った「投手・大谷」は100マイル(約161キロ)超えのストレートを連発。無失点で立ち上がると、その裏の第1打席でいきなり先制の本塁打を放った。

同サイトは「オオタニという選手を象徴する本塁打となった。伝説はここから始まった」と指摘。「同じ試合、ましてや同じイニングで100マイル超えのボールを投げたかと思えば、打者として打球速度115マイル(約185キロ)の本塁打を放った。これで唯一無二の選手となった」とし、二刀流の“原点”となったアーチを1位に推した。

2位は「18年4月3日のガーディンアズ戦でマークしたメジャー初本塁打」、3位には「23年6月30日のダイヤモンドバックス戦で記録した自己最長493フィート=約150メートルのアーチ」が選ばれた。

そして、4位には4月21日のメッツ戦で飛び出した「メジャー通算176本塁打」を選出。松井秀喜氏を抜き、日本選手のメジャー通算本塁打記録を塗り替えた一発が選ばれた。

そのほか、1回目のトミージョン手術を受けることが発表された18年9月5日のレンジャーズ戦で、意気消沈することなく放った1試合2本のアーチなどがランクインした。

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