「敵味方を超えたファンが歓声を上げ、感動した!」大谷翔平の今季MLB最速弾に米反響止まず! 敵地メディアも衝撃アーチに熱視線

スーパースターの特大アーチに衝撃が広がっている。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地4月23日、敵地ナショナルズ・パークでのワシントン・ナショナルズ戦に2番・指名打者で先発出場。第5打席で2試合連続となる今季6号ソロを放った。試合は4-1でドジャースが勝利を収めている。

ドジャースが3-1と1点リードして迎えた9回、この回の先頭打者として打席に入った大谷は、相手6番手のマット・バーンズと対峙。甘く入ったスプリットを捉えると、打った瞬間にそれと分かる打球がライトスタンド2階席へ一直線に飛び込んだ。

飛距離450フィート(137.1m)を計測した特大弾は、驚愕の打球速度118.7マイル(約191.0キロ)をマーク。今季MLB最速、球団史上最速、そして自己最速の弾丸アーチとなった(打球速度としては2022年4月に二塁打で記録した119.1マイル<191.6キロ>が自己最速記録)。

この弾丸アーチを多くの米メディアが取り上げ、話題となっている。地元カリフォルニア紙の『Orange County Register』が「大谷翔平が『とんでもない』450フィート弾を放った」と速報すれば、一般紙『USA TODAY』も「敵味方を超えた28,036人のファンが彼の一挙手一投足に歓声を上げ、感動した」と全打席で注目を浴びる存在だったと言及。そうしたなか「オオタニは期待を裏切らなかった。彼は最後の打席で期待していた観衆を満足させた」と伝えた。

さらに、ワシントンD.C.地元メディア『DC News Now』も敵チームながら、大谷の衝撃弾を大きく報じ、「オオタニの今季6本目の本塁打はキャリア史上最も強烈な打球となった」と伝えると、「そのバットには稲妻が入っている」「トップスピンライナーであんな打球を打てる男はあまり多くない」といったデーブ・ロバーツ監督の驚きのコメントも紹介している。

この試合を終えて、打率(.364)、安打数(36)、二塁打数(11)、塁打数(67)、長打率(.677)、OPS(1.107)の打撃6部門でトップに立った大谷。いよいよエンジン全開となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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