スイセン食べ食中毒 似ているニラとどう判別?【長野・上田市】

提供:県 食品・生活衛生課

上田市の女性がニラと間違えて有毒のスイセンを食べ食中毒を起こしました。見た目がよく似ていて自治体は注意を呼び掛けています。

■記者
「ここは長野市の保健所です。敷地内にスイセンとニラ、両方生えているということでお邪魔しました。こちらがそうなんですが、これはどちらでしょうか」

食べられるニラと食中毒になるスイセン。違いを保健所の担当者に聞きました。

■長野市保健所・笠原美絵さん
「これがスイセンですね。これもスイセンです」

別の植え込みには…

■長野市保健所・笠原美絵さん
「これがニラですね」

「これがニラ。たしかにさっき見たスイセンと…」

「似てますね」

「見ただけではプロの方でも(見極めは)難しいかなというところなんですけども」

ただ、誰でも見極められる方法があります。

■記者
「私でもわかるんですかね」

「わかると思います」

「あ、すごい」

「そうニラのにおい」

「スイセンもかいで頂ければと思うんですけど、どうですかね」
「何のにおいもしませんね」

「におい」が最大の判別ポイントです。

■長野市保健所・笠原美絵さん
「このへんにニラ植えたなっていう記憶で、ババっと刈って召し上がる方が多いと思いますので、その中にスイセンが入っていたりして」

21日、上田市の女性が自宅の畑のスイセンをニラと間違えて食べ、まもなくおう吐などの食中毒症状が出ました。同様のケースは県内でも過去に4件、合わせて28人の患者が出ています。
山菜採りのシーズンを迎え県は食べられる植物の特徴を完全に覚えるよう呼び掛けています。

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