「みんなが見ているのはあくまで花譜」Vシンガー廻花誕生の経緯が明らかに

バーチャルシンガー・花譜さん/廻花さんが公式サイトを4月24日に開設した。

これは、同日配信リリースされる廻花さんの1stシングル『かいか』に合わせたもの。

公式サイトでは、スペシャルコンテンツの第1弾として、花譜さん/廻花さんが所属するKAMITSUBAKI STUDIOのプロデューサー・PIEDPIPERさんとの対談インタビュー記事が公開されている。

花譜のシンガーソングライターの一面にフォーカスした「廻花」

廻花さんは、花譜さんのシンガーソングライターとしての一面にフォーカスしたプロジェクト。

“彼女の内側から湧き上がる自身の衝動的な気持ちを自身で作詞・作曲を行い歌にしていく”とし、アバターではなく本人(PIEDPIPERさんは“中の人”ではなく“オリジン”と呼称)の容姿に近い形で活動する。

1月14日に開催された花譜さんのアリーナ単独公演「怪歌」で新曲「かいか」と共に披露された。

「かいか」は、廻花さんとしてのファンとの新たな出会いに対する心情が綴られた楽曲。

24日20時からは、廻花さんのYouTubeでMVがプレミア公開される。

「花譜の活動に対してネガティブな気持ちになったとか、辞めたいという気持ちは一切ない」」

公式Webサイトでは、花譜さん/廻花さんの二面性を表現。花譜さんと廻花さんの最新情報に加え、今後は限定コンテンツも公開していく。

現在公開中のPIEDPIPERさんとの対談インタビューの前編では、「廻花」プロジェクトの始まった経緯が明らかに。

花譜さんは「廻花を始めるにあたって、花譜の活動に対してネガティブな気持ちになったとか、辞めたいという気持ちは一切ない」と強調。

その上で、「花譜は“みんなで作っている”という感覚をずっと持って」いたと説明。

廻花さんは、花譜さんにとって「花譜のイメージから離れた」自分自身でつくった楽曲をアウトプットするプロジェクトという位置付けであるという。

「みんなが見ているのはあくまで花譜」だからこそ

インタビュー中、花譜さんの口から「『みんなが見ているのはあくまで花譜』という意識が大きくなっていくにつれて、私自身はいらないんじゃないかと思うこともありました」と、心境を吐露する場面も。

しかし「でも、自分で音楽を作りたい気持ちはずっと強く持っている」と続け、「だからこそ、自分自身で作った曲を花譜として歌うこと、語ることが私の中でしっくりこないんですよね」と、廻花さんの誕生に至った理由を語っている。

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