役職員が横領・麻薬・性犯罪…BLACKPINKやNewJeansもモデルを務めたファッションブランドが物議

新型コロナ禍に、多くの有名アイドルをモデルにして急成長した有名ファッションブランドの役職員が、横領・麻薬・性犯罪事件に関与したとして物議を醸している。

G社は2020年の法人登録後、オンラインショッピングモールを中心に急成長を遂げた。BLACKPINKのジェニー、LE SSERAFIMのホ・ユンジン、aespaのカリナ、NewJeansのハリン、少女時代のテヨンなど、多数の有名芸能人をモデルとして起用し、短期間で年間売上200億ウォン(約20億円)を達成。去る3月には、ソウル江南区・新沙洞(カンナムグ・シンサドン)の専用売場もオープンしている。

(写真提供=OSEN)BLACKPINK・ジェニー

そんななか、G社の役職員が横領・麻薬・性犯罪など、複数の事件に関わっていたことが判明。4月18日、ある韓国メディアは、G社の社内理事であるA氏が、かつて務めていたコンテンツ企業の資金担当理事と手を組み、数十億ウォン(数億円)の会社資金を横領したあと、その一部をG社に入金したと報じた。G社の代表はA氏の妻だ。

A氏は最近、特定経済犯罪加重処罰法に基づいた法律違反疑惑(業務上横領および背任)で、全職場から民事・刑事告訴されている。

この過程で、A氏とコンテンツ企業で働き、現在はG社にも属しているB氏の性犯罪容疑も明らかになった。

B氏は女性の身体を違法に撮影し、数多くの性犯罪動画をコンピュータに保管した疑惑でも昨年6月に告発され、最近になって送検された。だが、前職を退社し、現在はG社で勤務中だと知られている。

A氏とB氏は横領、性犯罪だけでなく、麻薬にも関わっているという。彼らは2022年、ソウル江南(カンナム)の風俗店で、ある女性プロゴルファーに強制的に麻薬を飲ませ、懲役5年を求刑された有名プロゴルファー兼ユーチューバーのチョ氏(31)とともに、その場で一緒に麻薬を投薬した疑惑を受けている。

彼らは麻薬を供給した疑いでチョ氏とともに一審で懲役5年、昨年7月の控訴審で懲役2年6カ月・執行猶予3年を宣告された。

2人の前職場であるコンテンツ企業は、横領された資金がG社に流れ込んだと推定し、横領告訴状に会社資金数千万ウォン(数百万円)がG社に交付されたことを指摘した状態だ。 これに対し、G社は役職員に対する立場を明らかにしなければならない。

しかし、本紙『スポーツソウル』がG社に電話、メールなどで複数回問い合わせたが、未だ音沙汰ない状態が続いている。

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