札幌市地下鉄パンク事故 異変後“即座に運行”停止検討へ 工事の進め方も検証進める考え

札幌市営地下鉄では、22日にパンク事故が発生し、異変の検知から3時間以上運行が続きました。

札幌市交通局は、パンクが判明した後の点検体制の見直しを検討する方針を明らかにしました。

札幌市営地下鉄の南北線では、22日午前11時ごろ車両のタイヤがパンクし、麻生駅と北24条駅間でおよそ10時間、部分運休しました。

麻生駅では進路を切り替える「ポイント」という装置の更新工事が進んでいて、撤去途中の部品の一部がタイヤに接触したことが原因とみられています。

(札幌市交通局の会見)「市民の皆さんに不安と心配を与えたことについてお詫び申し上げます」

札幌市交通局は、パンクが検知されてから部分運休を決めるまでのおよそ3時間、該当区間の運行を止めず速度を落として車両を通過させる対応をとっていました。

(札幌市交通局 本間篤史 安全推進担当課長)「(パンク検知後)即座に点検することが必要なのか、今後検討していくことになる」

札幌市交通局はさらなる原因究明とともに、工事の進め方やパンク後の対応についても検証を進める考えです。

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