オサスナ主将CBが筋肉系トラブルでシーズンアウト濃厚に…EURO出場も暗雲でスペイン代表にも痛手

オサスナの主将CBダビド・ガルシアが、負傷によりシーズンアウトとなる可能性が高いようだ。23日、複数のスペインメディアが報じている。

20日のラ・リーガ第32節ラージョ・バジェカーノ戦に先発出場したものの、19分に負傷交代を余儀なくされたダビド・ガルシアのメディカルレポートが22日に報告され、右大腿二頭筋損傷の診断を受けたことが明らかになった。『マルカ』や『Relevo』によると、復帰時期は回復プロセスによって前後するとしつつも、今シーズンに別れを告げることになるだろうと報じている。

また、今夏に控えるEURO2024の出場にも暗雲が漂っている。昨年3月に始動したルイス・デ・ラ・フエンテ監督のスペイン代表で、デビューを飾った30歳の遅咲きCBは、その後もコンスタントに招集を受けていた。しかし、EURO2024のメンバー発表前最後の強化試合となった3月は、直前にハムストリングを負傷したことで見送りに。代役としてアスレティック・ビルバオに所属するダニ・ヴィヴィアンと、バルセロナに所属するCBパウ・クバルシが初招集となり、若手有望株の両選手は頭角を現していた。

先の負傷から復帰した矢先に、再度離脱することになったダビド・ガルシア。『Relevo』は、負傷による試合勘の欠如を懸念点に挙げるとともに、「代表監督は常に彼を自身のリストに入れていたが、今回の新たな挫折により、EUROへの呼びかけは複雑となった」と指摘。加えて、「負傷からちょうど8週間となる6月15日に初戦のクロアチア戦を控えているが、そこは回復の推定期間と重なる」と仮に招集されたとしても、グループステージの数試合を欠場する可能性もあることを伝えている。

9歳からオサスナに所属するカンテラーノは、ラ・リーガ屈指の“エアバトラー”として空中戦で無類の強さを誇るCBだ。テクニカルな選手を多く擁する“ラ・ロハ”において、貴重な選手のひとりだっただけに、デ・ラ・フエンテ監督にとっても痛手となった。

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