熊本市電(路面電車) 今年中に3両編成を導入 市電の混雑と交通渋滞の緩和を図る

熊本市は、創立100周年を迎える熊本市電(路面電車)に、3両編成の新たな車両を今年(2024年)中に導入すると発表しました。

熊本市 大西一史 市長
「3両編成が2基入るので、非常に輸送力はそれだけでも増すだろうと思うので、今年中に車両が入るということになります」

現在、熊本市電では、通勤・通学時間帯の混雑が常態化し、電停で待つ人の、いわゆる「積み残し」が課題となっています。

しかし、所有する車両は、45編成のうち1両編成が8割を占めています。

そこで熊本市は、定員が1.5倍となる3両編成の車両を新たに導入し、市電の混雑と交通渋滞の緩和を図る考えです。

大西市長「1割の方が、自家用車から公共交通に乗り換えていただくだけで渋滞は半減するという(検討結果が出ている)。積極的に公共交通の利用を進めていきたい」

具体的な導入時期は今後、調整するということです。

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